こんにちは。かんしょくキッチン管理者のぶおです。
今回は鯰(ナマズ)についてのお話しします。
ナマズは、ナマズ目ナマズ科に属する魚類の一種で、沖縄を除く日本各地、朝鮮半島、中国東部など東アジアの河川や湖沼に生息しています。
体の長さは50㎝から1mくらいで、大きな頭と口、口元に髭があるのが特徴です。
トレードマークともいえる髭を使ってドジョウ、エビ、昆虫、カエルなどを探して捕食しています。
5月~7月にかけて産卵期を迎え、60年程生息できます。
ナマズは水質汚濁には強いほうですが、河川の護岸化によって繁殖場所を失い、年々生息数が激減しています。
鯰(ナマズ)「메기[メギ]」と言う名称の由来
日本語 | 韓国語 |
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鯰(ナマズ) | 메기[メギ] |
滑らかだ | 매끄럽다[メクロッpッタ] |
ナマズという名称ですが、『語源由来辞典』によると、体にウロコがなく滑らかなところから、または沼に生息することから「滑、沼」が訛って「ナマ」と、発音され「ズ」は土、泥を意味しています。
韓国語で淡水魚のナマズのことを「메기[メギ]」と、いいます。
語源は定かではありませんが、韓国語で「滑らかだ」を「매끄럽다[メクロッpッタ]」と、いいますので、日本語同様、ナマズの滑らかな体を由来としているようです。
鯰(ナマズ)「메기[メギ]」の効能
ナマズは、低カロリーの高タンパク質の食品で、脂質、カルシウム、リン、鉄なども含んでいるため、世代を問わず摂取した方が良い食材ですが、日本国内のスーパーでナマズを見かけることはなく、一般的な食材とは言えません。
しかし、平安時代の『今昔物語』にはナマズ料理が紹介されており、古くから存在していたことが分かります。
1850年にシーボルトらによって編纂された『日本動物誌』ではナマズが薬用に用いられた記録が残っています。
現在でも、鳥取県の吉岡温泉や埼玉県の吉川市ではナマズ料理を名物として出しているところもあります。
1970年代以降、埼玉県や群馬県ではナマズの養殖が行われており、近畿大学ではウナギの味に近づけたナマズの養殖研究が行われており、年々、高騰するウナギの代用食品としてナマズの蒲焼が普及するかもしれません。
韓国のナマズ料理といえば、鮮度の良いナマズの腸を取り出し水でよく洗い下ごしらえして、ネギ、タマネギ、大根、セリなどの野菜と共に唐辛子ベースの合わせ調味料、はちみつなどで煮込んだ「메기매운탕[メギメウンタン]」が有名です。
その他にもナマズは焼いたり、油で煎ったりした料理もあります。
「메기매운탕[メギメウンタン]」は、全国各地の街中に飲食店がありますが、山間部、きれいな河川の近くで営む飲食店では、おいしいナマズ料理専門店が各地にあります。
日本国内の鍋料理店で店頭に「2人前から予約承ります」という案内があるように、韓国でも鍋料理、または大皿料理は2人前以上の量で、大中小というサイズで売っていることが一般的です。
鯰(ナマズ)って食べられるんだね。初めて知った。
日本ではあまり食べる機会がないけど、韓国に行ったらぜひ「메기매운탕[メギメウンタン]」を食べてみてください。
栄養豊富ですよ。
では、今回はこのへんで。
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