韓国でどこの都市の料理が美味しいの?
チョンジュの料理が美味しいよ。豆もやし雑炊とか美味しいよ。
「콩나물국밥[コンナムルクッパp]」は家庭で手軽に作れ、飲食店でも人気があります。
韓国の方々にどこの都市の料理がおいしいか尋ねるとチョンジュと答える方が多いです。
これは韓国南西部に位置する全州[チョンジュ]発祥の料理です。
全州[チョンジュ]への交通手段
- 首都ソウルから全州までは高速鉄道KTXで約1時間50分/運賃:₩34,600
- ソウル高速バスターミナルから全州高速バスターミナルまで高速バスで約2時間40分/一般席:₩13,800
全州[チョンジュ]の魅力
全州市には約700軒の韓国伝統家屋の集落「전주한옥마을[チョンジュ ハノk マウル](全州韓屋村)」や、韓国一の建築美とされる「전동성당[チョンドン ソンダン](殿洞聖堂)」などで有名な街です。
豆もやし雑炊の他にも、あの白菜のkimchiや비빔밥(混ぜご飯)など日本でもよく知られている韓国料理は全州[チョンジュ]の味が首都ソウルに広まり、全国的に知られるようになったとされます。
豆もやし雑炊は別名、해장국[へジャンクk](アルコールから腸内を守る汁)としてもお酒を飲んだ後によく食されます。
해장[へジャン]は漢字に直すと「解腸」であり、腸を解すという意味です。
お酒を飲む時、飲んだ後に体内に入ったアルコールによって二日酔いの原因となるアセトアルデヒドの分解に効きます。
해장국[へジャンクk]は、地域によって材料や調理方法が異なり味も多種多様です。
例えばソウルでは、牛の骨を長時間煮込んだスープに味噌、根菜を入れて牛の血を固めた선지[ソンジ]を加えて煮込んだ선지해장국「ソンジヘジャンクk」があります。
선지[ソンジ]は牛の血を固めた物ですので、見た目はレバーと似ていますが、独特の食感があります。
20世紀の初め、現在の首都ソウルに人口が急増します。
韓国産の特に牝牛の肩、背中などの赤身は日本へ輸出され、その他の牛の頭、内臓、器官、骨などの部位はスープ料理として発達していきます。
日本でも韓国でもかつお、こんぶ、あごなど海産物をスープのダシにしますが、韓国では牛・豚・鶏など肉、骨をダシとして用いた料理が多く存在します。
良質な和牛同様、韓国産の良質な韓牛は高価です。
輸入牛がなかった一昔前まで韓国では、牛肉は焼いて食べるより、スープに使われることの方が多かったのです。、ご飯を表す밥[pap]の最後の[p]が省略された名称
日本の焼肉店や韓国料理店で見かける「クッパ」は汁を表す국[kuk]と、ご飯を表す밥[pap]の最後の[p]が省略された名称です。
日本では韓国の海苔巻のことを「キンパ」という表記が見られることも発音されることもあります。
しかし「パ」と発音すると、ご飯ではなく韓国語で「ねぎ」と同じような発音に聞こえてしまいます。
さらには「キン」と発音すると、海苔ではなく「長い」と聞こえます.
普段、韓国語を使っていて日本語を知らない方々には、「キンパ」と発音すると、海苔巻きではなく、長ネギと聞こえてしまうかもしれません。
キンパをください。
この人は長ネギが欲しいのかな。
海苔巻きを注文する際は김밥[kimpap]と最後の[p]まで意識して発音しましょう。
ぜひ韓国へお越しの際は韓国料理の美味しい、全州[チョンジュ]へ出かけてみてください。
全州[チョンジュ]の解腸汁[へジャンクk]
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