今日は牡蠣(カキ)についてお話しします。
牡蠣小屋大人気だよね。食べたいなぁ。
牡蠣(カキ)と言う名称の由来について
日本での牡蠣(カキ)と言う名所の由来
語源由来辞典によると、日本語で「牡蠣」という名称は、「かき集めて獲る」または、海の岩から「かきおとす」ところから由来します。
主に食用とされているマガキは、干潮時に海水を含まないところでも体内にグリコーゲンを蓄えているため、陸揚げされても1週間程は生息することができるようです。
牡蠣は、寒くなるほど味がよいとされ、天然の牡蠣は、5月から8月の間に産卵期を迎え、住処を探し、岩にくっ付いて成長します。他の貝類と異なり、移動せずに大きく成長することができます。
英国ではRが月は牡蠣(カキ)を食べない!?
以前、英国では英語のスペルでRが付かない月、すなわち5月、6月、7月、8月は、牡蠣を食べない風習がありました。
その理由は、この時期に牡蠣は産卵期を迎えて劣化しやすく、食中毒の恐れがあるため避けられてきたからです。しかし、これは天然のマガキのことです。
イワガキは、春から夏にかけて旬を迎えるため、牡蠣というひとくくりで夏の時期に食べられないわけではありません。
海水の水温によって旬の時期が異なりますし、一か所で育つことができるため、養殖し易い貝です。したがって、年中いつでも食べることができるため、英国でもRが付かない月に牡蠣を食べない風習は消えつつあります。
韓国での牡蠣(カキ)の名称は
牡蠣は、韓国語で「굴[クル]」といいます。
紀元前1世紀頃のもとと見られる貝塚の中から牡蠣の殻が出土されていることから、大昔から食べられてきました。
日本語 | 韓国語 |
---|---|
牡蠣 | 굴[クル] |
牡蠣(カキ)の効能・栄養について
牡蠣は、通称「海の牛乳」と呼ばれるほどの万能栄養素です。
タンパク質を構成するアミノ酸の中のライシン、ヒスチジンが多く、糖質はグリコーゲンを多く含み、消化吸収がよいとされています。
ビタミン、鉄分、亜鉛、カルシウム、リンなどまんべんなく入っているため、貧血に効果があります。
また、タウリン、EPAが含まれていることで高血圧、動脈硬化、心臓病などの成人病の予防に効果があります。
漢方医学では、肝臓、腸疾患、頭痛時、不眠症の薬とされています。
牡蠣(カキ)の食べ方
美味しい牡蠣(カキ)の選び方は
牡蠣は、世界中で地域ごとにいろんな食べ方がありますが、新鮮なものは生で食ベますが、生で食べる時は、大きいものより小さな牡蠣がお勧めです。
天然ものは、養殖ものより卵が小さく、卵が小さいほうが味がよいといわれています。
身の端についた黒い部分が鮮明な色をしたものは、殻から取り出して間もないものの証拠です。一方で、全体が、白くぼやっとしたものは殻から取り出して時間が経ったものです。
韓国での牡蠣(カキ)の食べ方
韓国では主に生牡蠣を酢醤油、酢コチュジャンにつけて食べます。
また、溶いた卵をまぶしてフライパンで煎ったり、鍋物の具材としたり、炊き込みご飯や雑炊料理があります。
白菜や大根を漬ける時の隠し味としても用いられています。
忠清南道[チュンチョンナmド]の瑞山[ソサン]には、粉唐辛子で牡蠣を漬けた「어리굴젓[オリクルジョッ]」、全羅道[チョルラド]には、牡蠣を塩漬けにした「석화젓[ソッカジョッ]」などが名物です。
今回は牡蠣についてお話ししました。ぜひ韓国へおいでの際は牡蠣料理を食べてみてください。
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